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年上組の週末の話

 その日、「ひょん」という鳴き声を聞いた気がした。













 頭上に天窓のように空いた穴を見上げていた。
 温い光が射す場所から、ちらちらと雪が舞っている。
「ボンジョルノ、ルキーノ」
 唐突に降って湧いた声は、足元から。
 気怠さのまま首を下げると、天井と対照になるように口を開けた穴から、ぴょこんと長く垂れた耳がのぞいていた。
「……ボンジョルノ」
 適当に答えて、座り込んでいたベッドに横たわる。ただの木箱を集めただけみたいなベッドは固かったが、集めてきた雑多な動物の毛皮のおかげで居心地は悪くなかった。
 もうずっと長い間、俺はこの部屋に閉じ込められている。
「この穴は狭いんだ。手くらい貸してくれといつも……」
 もごもごとやっている男を無視して、俺は欠伸と共に伸びをする。伸びた爪でバリバリ毛皮を引っ掻くと、後ろからため息が聞こえた。
「破れたら文句言う癖に、何やってるんだ」
「そしたらあんたが新しいの調達してくれるんだろう?」
 ふわとあくびを零しながらそちらを見ると、狭い道を通ってきたせいで乱れた服装を直しているベルナルドが呆れた顔をしている。
「本当にワガママ放題だな、このガッティーノは」
「猫じゃねえ」
 ぱたぱたとただの家猫でないふさふさの尻尾を振ったが、ベルナルドは「はいはい」と生返事をして俺の膝の上に紙袋を置いた。
 いい匂いがする。焼きたてのパンと、炙ったベーコンの匂い。どうやら、今日の食事らしい。
 俺は隣に座って耳の毛づくろいを始めたベルナルドを尻目に、もう一度天井を見上げた。
 音もなく、はらはらと雪が振る。穴の下だけ、白いスポットライトを落としたようになっている。不思議と寒くはないのは、世界が終わっているからかもしれない。





 昔、と言うには違和感があるが、少し前に世界は滅びた。
 正確には、滅びたらしい。
 俺はその日、狩りの途中にうさぎの掘った穴におっこちて、不思議の国のアリスの物語のように外に出れなくなっていた。お話と違うのは、最初に落ちた部屋から一歩も出られなくなったということだ。
 穴の主であるところのベルナルドが、一人では助けられないから仲間を呼んでくる、という言を信じて送り出したところその数時間後に世界は終わってしまったらしい。
 帰ってきたベルナルドは、垂れた耳をさらにペタンと後ろに倒して言ったのだ。
「世界は滅びたよ、ルキーノ」――と。
 もちろん、最初は信じられなかったが、俺が落っこちた天井の穴からはもう二度と物音はしなかったし、俺を誰かが探しに来ることはなかった。
 だから、諦めた。
「人の巣穴に居着いて、その態度はどうなんだ」
 らしくない感傷に浸っていた俺を、ベルナルドの声が現実に引き戻す。
「……出れないから仕方がないだろう」
 事実を自分でも口にすると、うさぎは変な笑みを浮かべて首を傾げた。
「出れたとしても、もう帰る場所もないしな?」
 その嫌な言い方に俺は視線をそらす。
「家賃なら、あんたが勝手に徴収してるだろうが」
「そうだな」
 無理矢理終わらせようとした会話は、ベルナルドが俺の手首を掴んだので確かに終了したが、うさぎは僅かにずれた眼鏡の上から俺を舐めるように見ている。理由は分かったので、表情が曇るのが自覚出来た。
「メシ……」
 まだ開封さえしてない紙袋が手の中でかさりと音を立てる。
「あとだっていいだろう。それとも、お腹すいた?」
 子供に言い聞かせるような言い方が気に食わなかったので、ため息ひとつで潰れそうだった紙袋を片手で床に置くと、さっさと終わらせようと鼻先にキスをした。
 ベルナルドはあの、声を殺すような嫌味な笑い方をして俺をベッドに押し倒す。
 世界が終わってたった二人きりで、やることと言ったら実を結ばないセックスだけってのが、終わってる。いや、もう終わった世界で生き残っている自分たちが不自然なだけなのだから、致し方がない気もする。
 ただただ、現状に流されている。
 ここは寒くもないし、暑くもない。食事は何もしなくてもベルナルドが持ってくるし、退屈といえばそうなのだが、ぼんやりとしている時間は理由は分からないがあっという間に過ぎていって、あとはうさぎの癖に昔から他人の首を狩ることを生業としている男と、セックス三昧だし、不満はなかった。
 不満を覚えない自分に、時折違和感を覚えることはあったが、その度にこうやってうさぎにうやむやにされた。だから、もう考えるだけ無駄なのかもしれない。
「……また、虫がいる」
 ベッドの端で蠢いている米粒のような蛆を見ながら俺がぼやくと、俺の服を脱がすのに夢中になっていたベルナルドが視線の先に目をやって、ぷちりとその手で潰す。白い肉塊になったのを爪先でつまみあげると、そのままうさぎはぱくりと食べてしまう。
 俺は喉がつまる思いになった。
「どうにかしろよ、虫」
「外は死体だらけだから、繁殖してるんだろう。俺のせいじゃないものはどうにもならないよ」
 ぺしょぺしょと真っ赤な舌で指をしゃぶって綺麗にしたベルナルドは、俺の言葉をまったく意に介さず、続きとばかりに唇で首元に触れてくる。
「ベルナルド……」
「どうした、気分が出ないか?」
「虫喰った口で触んな」
「退治してやってんのになあ」
 肩をすくめたうさぎは、諦めたらしく脱がしたというより前を開いてずらしただけのシャツの中に手を突っ込んできた。
 指先で遊ぶように乳首をこねられると、声までは出ないがピクリと身体が震える。ベルナルドはたったそれだけで、大仰に嬉しそうにするのが不愉快だった。
「猫でないならマグロだったか? もっと俺にサービスしてくれてもいいじゃないか」
「カヴォロ……」 
 どうして俺がそんなことをしなくちゃいけないんだ。身体を自分で動かすのも、歩くのも億劫なんだ。使わせてやってるだけ、ありがたいと思って欲しい。
「本当、わがままだなお前は」
 言葉とは裏腹に嬉しそうにしているうさぎが理解出来なかったが、構わないとばかりに行為を再開された。
 腕を引っ張られ、身体をひっくり返されると、膝のところで引っかかったスラックスと下着のせいで、上手く動けなくなった。
 背中にのしかかってくるささやかな重みに、ため息をついた。飼い殺されている事実を突きつけられている。
 それでも逃げようという気が起きないのは、自覚はないがこのうさぎに好意を抱いているからなのだろうが、その事実が癪に障るのだ。
 ベルナルドの細い指の爪は短く整えられている。ろくに爪研ぎも出来ずに伸びている俺の手とは違って、柔らかく俺に触れてくる。
この手ではベルナルドに縋ることも出来ないので、俺はいつまで経っても後ろから受け入れるネコでしかなかった。
「ぅ……っ、」
 前にも触らず、こっそりと指先が尻穴に潜り込んでくる。尻を掴んだままの指先がざわざわと動き、押し込められた親指が中をこねくり回す。
 最初は気持ち悪いだけだったが、何度かするうちに慣れて、すっかりそこの快楽を拾ってくるようになった身体が憎らしくもあるが、脳味噌をじっくりと登ってきた熱が炙ってどうでもいいと言いたくもなる。
 いつだって、うさぎが俺を食べる手順は一緒だった。飽きもせずに、と思うが、繰り返されるうちにされないと座りが悪いし、アラームと共に食事を義務付けられた犬のようになってしまったのだと思う。反射と本能以外の意味なんてありはしない。だから、俺の意思を無視して、快楽の証にすっかり立ち上がってしまったペニスが、先から涎を垂らしながらふらりと揺れている。
 クッションに額をつけていると、自分の足の間で存在を主張しているそれが視界に入ってきて情けなくなるので、目を閉じた。
 うさぎの手が、尻尾の付け根もいじめてくる。そこを触られるのは、ペニスを扱かれるのと似ているので、声が詰まる。
 悲鳴はクッションの中に吐き捨てた。出来るだけ、聞かせたくなかった。また、子猫だのからかわれる。ベルナルドはそういう質の男だった。
「ルキーノ、なかないのか?」
 想像をトレースするように言われ、睨みつける代わりにまた毛皮に爪を立てる。許されるのなら、うさぎを噛み殺してやりたかったが俺には不可能だった。出来るのなら、もっと昔にしてしまっている。それこそ世界が滅びる前に。
「俺が憎いか、ルキーノ」
 歌うようにベルナルドが言う。内臓に触れている指がぐぷぐぷと浮き沈みして、喉の奥から唸り声が漏れた。本当に憎かったらこんなことさせているはずがない。わざと俺に言わせようとする男の首をやっぱり絞めたくなる。
「ッ――、イ、く……」
 途切れ途切れに俺が言うと、指は引き抜かれた。解放された場所が、勝手に快楽の余韻にヒクヒクと動く。これからされることが分かっているのに、腕を立てていられずに上半身ががくりと崩れた。
「ああ、ちゃんと最後まで面倒見てやるからな……」
 うっとりと言ったうさぎに尻尾の付け根を掴まれ、鈍い痛みと共に尻が勝手に高く上げられてしまう。息が触れそうな距離でベルナルドは俺の毛が逆立った尻尾の先にキスをして、尻に自分のペニスを押し当てた。
 一気にではなく、じわじわと圧迫され開かれる感覚に吐きそうになる。それでもゆっくりと確かな快楽が上ってくるのだから俺はただ声を殺した。
 脳味噌を焼く快楽を、どうしても肯定したくない。達する直前まで高められて、今更それから目を背けるなんて不可能に決まってる。それでも嫌なのだ。
 逃げられないなんて言い訳でしかなく、自ら娼婦のように身体を明け渡しておいて、俺は何を考えているのだろうか。考えが上手く繋がらないのは、きっとこんな馬鹿なセックスばかりをしているせいだ。
「ベ……ルナルド……」
 名前を呼んだら、腹の中にある凶暴な熱がはっきりと存在しているのをやたら現実感を持って主張してくる。ひくりと腹筋が震えると、俺の意思なんて全部無視してペニスを締め付けた尻が、焼けるような快感を運んでくる。
「ア、ぅ……――っ、も…」
 溺れるように腕であがくと、うさぎの手が腰を掴んだ。ひんやりと冷えた肉球と、ふさふさの毛と丸く整えられた爪。俺を傷つけないまるい爪先が腰骨に引っかかるのが、気持ちよかった。
 この手でベルナルドは、一体何を狩り取っているのだろう。もう、滅びた外の世界には、刈り取るべき首もないだろうに。
 触れている手とは裏腹に、内臓をむちゃくちゃに押しつぶされて、俺は声も出さずに精液をしたたかに吐く。
 ビュ、と短く出た白濁は、一瞬の間のあとに今度は失禁しているみたいにボタボタと溢れた。
 すぐに中にも注がれて、隙間を熱い粘液で満たされる。征服される感覚に、俺は射精しているにも関わらずもう一度軽く達してしまい、べしゃりと膝も折った。
 一気にペニスが抜けて、ごぷりと尻穴からもレイプされた証明を溢れさせる。泡立った精液が筋を作って流れていくのに、俺は震えた。
 余韻に震えている俺の首筋に、キスが降ってきた。
「きもちいい?」
 さっき、お腹が空いたかと問いかけてきたのと同じ声音でベルナルドは言う。
 黙って頷くと、キスからちろちろと舌で首を舐めていた口が柔らかく歯を立てた。
 このまま噛み殺されたいと一瞬だけ思ってしまう。
 けれど今のこの状態は、死んでいるのと大差がない。また、死にぞこなっただけだ。俺は死にたかったのだろうか。死んでいると変わらないなら、願いは叶えられているのだろうか。
 俺の呼吸が落ち着くまで、うさぎは俺の耳を舐めていた。
 俺は汗と体液で濡れた身体のまま、ぼんやりとあのスポットライトに視線を投げている。このまま眠ってしまえば、ベルナルドが勝手に始末をつけてくれるだろう。
「雪……」
 相変わらず、音もなく振る眩しい色に、俺はそっと目を閉じた。
「あれは雪じゃないよ。雪虫だ。雪虫の死体が降ってる。ああ、あとで掃除しないとな」
 ベルナルドの手が、眠りかけの俺の頭を撫でて俺の好きな指が櫛のように俺の髪を溶かしてくれる。
「結局虫なのかよ……」
「こればっかりは諦めてもらわないとな。それが――せめて、それくらい」
 俺のぼやく声に上書きされた言葉の意味を考えるより早く、身体は眠りに落ちた。







俺は嘘を吐いたわけじゃない。これがこいつの望みなら、俺はなんでも叶えてやりたかった。今やこの男は彼岸の向こう側。いくら可愛い子猫に見えたところで、死体は死体。安らかに眠る死体は愛らしいとか、それだけのことだ。眠りと死の違いが、俺にはもはや分からない。何も代わりはしない。それでも死体になっても意識を捨てきれなかった可哀想な恋人に――いいだろう、恋人と呼んでも。俺はそれだけのワリを食った。恋や愛だの言わなければやってられない。現金だったらもっと俺は割り切れただろうけれど、とにかく。その、恋人に、俺を見ずに俺の向こう側の世界を見ていようと、とにかく愛してやりたかった。温めて、せめて一人きりの意識を気休めだろうとなんだろうと、凍えもしない何もない場所に留めておきたかった。自己満足だ。ただ、復讐ではない。復讐をしたいのなら、そうだもっと分かりやすい手があったはずだ。こんな、自分の身も切るようなまだるっこしいやりかた、俺がするはずがない。そうだろう? 頷けよ。間違っているかどうかなんてどうでもいい。ただの死体袋にしてやるには、まだ足りないと思った。こいつはまだ生きているべきだ。人生を謳歌することが、正しい生き方だと豪語したこいつなら、こうなってもまだ俺に何かを見せてくれるはずだ。そうだろう? 頷けよ。なあ、なあ、なあ――。お前は、いつ俺をまた見てくれる。死にぞこないは俺のほうだ。それならいっそ、連れて行ってくれれば良かったのに。お前は結局また逃げるのか。俺とは逆の方向に。いつまで眠っているつもりだ。確かに世界は滅びただろう。諦められ、見捨てられ、誰にも意識されなくなった時、確かにお前は死体になった。お前が死んだということは、お前もまたこの世界を見限ったのと同義だ。俺はお前の眠る柩に毎晩足繁く通う、もの好きだかキチガイだ。そして死んでいるお前の耳元で毎日囁く。死んだのはお前じゃない。この世界の方だと。そうしているうちに、俺もまた世界を見限った。生きている意味はどこへ消えたのだろう。お前がとっくの昔に奪い去って行ったのに、俺はお前の墓守をさせられている。死体を踏みつける権利くらいあるはずだ。だから、お願いだ。最期まで愛させてくれ。俺は本当に正しい意味でお前を愛しているのか、証明出来ないなら殴りつけて否定してくれ。俺はもうどこにも行けない。とじた世界にお前と二人きりでいるのに、お前には手が届かない。――ああ、雪が降っている。白く、そこだけを切り抜いた白は、影より俺を拒絶する。今年の冬は、例年よりもずっとと寒くなりそうだった。だから今夜も、一人で墓を掘り返す。





世界が終わりに等しくなってから、数週間が経った。いつだったか、ジャンがこの世界に終わりが訪れたらどうする、と俺たちに問いかけたことが……この世界ではない。俺たちに、そんな未来は訪れなかった。ジャンが幾度となく俺たちにチャンスを与え、俺たちの未来に、過去に、今に介入し続けて、けれど失敗してしまった軸に俺は立っていた。終わってしまっていると分かっている結末までを再生し続けるのは、誰の意思だろうか。そしてそれに気づいた俺になんの意味があるのだろうかと考えることもあったが、既に何もかもは手遅れで俺は消化試合を誰かに見せるために廊下を歩いていた。既にジャンはいない。この組織もまた、終わりまでの呼吸をカウントダウンしているだけの世界だった。

今回終りを決めたのはルキーノだった。ルキーノはあれでいて、心の弱い男だった。そして思うよりは強い男だった。そのアンバランスさを疎ましくも俺は好いていたが、やはりもう無意味だ。とにかく、ルキーノはジャンを死なせ、薬に逃げた。二度目だったので見事に彼は転がり落ち――このざまである。ハハ、笑えてくる。笑う他ない。そうしてどういうわけか、俺は今回のこのゲーム、と言ってしまおうか。これがそういうゲームであることをどういう介入を受けたせいか自覚していた。未来は収束し、またジャンは運命の輪を回す。だから、俺は死が恐ろしくなくなった。そしてあらゆる未来を考えた時、それより恐ろしいものに気づいた。だから、あとはルキーノが死んで終わる世界を自分のためだけに生きながらえさせようと思った。つまり、俺は別にルキーノを愛していて留めさせているわけではない。俺が維持装置に引っ掛けておきたがっているのは、自分の平穏が目的ということになる。そういうことにしておきたい。で、なければこの懺悔の意味はなくなるので。

懺悔と言っても、ようは脳みそがお花畑になってしまった男の口から飛び出る妄言に付き合ってやって、その花を育ててやるように水をやっている、というだけなので、もしかしたら彼にとっても幸せなことなのかもしれない。お花畑ついでにセックスもしている。昨日もセックスの最中にルキーノは自分の腕を掻き毟って蛆虫がいるのだと泣き喚いた。典型的なジャンキーの諸症状なのて、適当に抜かして最後までを押し通した。あの男の身体は中々いい感じになってきた。ジャンをヤク漬けにしてそういう身に落とした男が、今度は全く同じ身の上になっているのだから、確かに彼の言うとおり、人生は面白いものなのかもしれない。ただ、幸運にすがりたいのか俺をウサギに見立てて後ろ足を切り落とそうとしたのは頂けない。俺の脛を食べて喜ぶやつなんて、ごめんこうむる。ルキーノは俺の眼鏡を弾き落として、泣き出しては外に出してくれと言った。薬をやれば大人しくなった。そのうち世界は滅びたことを受け入れて、セックスを楽しむだけになった。

ボーパルバニーってのを知っているか? 人間様の首を狩って生きるうさぎらしい。ルキーノに言わせると、俺はそのうさぎということになっている。ルキーノの妄想の中では、俺はうさぎだったり人だったりした。何がルキーノにそう妄想させているのかは興味があった。それで俺は長い間うさぎのふりをしていた。うさぎのふりをしているうちに、正しく白うさぎのように俺は肝心な列車に乗り損ね、穴に落ち、さて――本当に世界を終わらせたのは俺の方だったという落ちがついた。どっとはらい。